白い砂のアクアトープ8話感想!上原愛梨&うみやん、カニ&crab crisis意味考察も

白い砂のアクアトープ8話感想!上原愛梨&うみやん、カニ&crab crisis意味考察も

アニメ『白い砂のアクアトープ』8話感想・考察記事です。

アニメ8話の感想付きネタバレストーリー、金城看護師長とカニ、上原愛梨&南風原知夢の登場シーン、久高夏凛の過去話などを振り返りつつ、うみやんの本心、アクアリウム ティンガーラ&「crab crisis」の意味についての考察などをお届けしています。

白い砂のアクアトープ8話ネタバレ感想・考察

移動水族館&金城看護師長


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オリジナルアニメ『白い砂のアクアトープ』8話「crab crisis」の冒頭では、久高夏凛が南城総合クリニックから電話をもらい、移動水族館の話が実現していました。移動水族館とは、水族館にいる生き物を出張先に連れていくことで、リアルでも実施されています。

そして、金城看護師長(声優:名塚佳織)は「K」が苦手だと語り、海咲野くくるがカニと言った瞬間「ストップ!!」と言っていました。急に強さのある声を出したため 思わず反応してしまいましたが、金城看護師長はフルで名前を呼ぶことに抵抗があるほど カニが苦手みたいですね。ゴ〇〇〇のGと似たイメージだと言えます。

その後、うみやん(具殿轟介)が軽トラックで移動するシーンでは、赤く光る何かが映し出されています。最初は道にいる何かが うみやんを狙っている?という印象でした。『白い砂のアクアトープ』は不思議な現象も起こっていますので、該当シーンは不穏なSF要素?といった感想を持ちました。実際は、水槽に入っていたカニだったと考察できます。

「crab crisis」の意味&カニ

8話では、移動水族館の会場となる部屋で、カニがチラッと姿を見せる場面もありました。それから宮沢風花が水槽にいるカニを掴むと嚙まれてしまい、カニはそのまま逃走しています。カニは金城看護師長の要望で持ち込みNGでしたので、これはマズいですね。

サブタイトル「crab crisis」(読み方:クラブ クライシス)の意味は直訳で「カニ 危機」となりますので、この危機的状況に連動していたと考察できます。

そして、金城看護師長の胸元にカニが現れるシーンも描かれています。カニは両手(ハサミ)を広げてポーズを決めており、シャキーン!のような効果音もありましたので、爆笑シーンでした!『白い砂のアクアトープ』は遊び心のある描写を所々に入れているところも魅力的ですね。

上原愛梨&うみやん

一方、上記シーンでカニ嫌いの金城看護師長は顔が真っ青になっていました。そこで海咲野くくるが助けに行こうとしますが、うみやんが「待って」と言っています。これは、近くにいた上原愛梨(声優:塙真奈美)が生き物好きであることをうみやんが知っており、カニを取ってくれると期待したからこそ、あえてストップをかけたと考察できます。

なお、上原愛梨は別シーンで自己嫌悪になっていたような雰囲気があり、魚(生き物)が嫌いだと突っぱねていました。うみやんは上原愛梨がカニに触れることで、生き物が好きだという気持ちを思い出してくれるはずだと願っていたのかもしれません。だからこそ、うみやんは何も言わずに応援する素振りを見せていたと考察することができます。

そして、カニを取った上原愛梨に対して、うみやんは優しい言葉を掛けています。うみやんは、本人の行動を待つように そっと見守っていたところも推せますね。「する・与える・動く」などの【有】ではなく、「しない・与えない・動かない」などの【無】によって、上原愛梨が前を向けるように配慮していたところがグッときます。「足し算」ではなく「引き算」で最大の効果を得ているイメージがあったように思います。

その後、上原愛梨が「がまがま水族館」によく来ていた頃、うみやんにリクエストしていたガラルファ(ドクターフィッシュ)を触っていました。8話冒頭シーンで、うみやんが ガラルファを「メインキャスト」と言いながら誰かを想っている描写があったのは、上原愛梨にガラルファを見せるためだったと考察できます。


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K

8話では、カニが紛れていたことについて、海咲野くくると久高夏凛が金城看護師長に謝罪するシーンもありました。金城看護師長は不穏な雰囲気を見せた後、子供たちが喜んだことに免じて許しています。

謝っているときの海咲野くくるは カニを「K」と言い直していましたが、金城看護師長は「K」ではなくカニと言っていましたね。あの金城看護師長がカニと言っていたのは、上原愛梨が心を開いて明るくなったことが関係していると考察できます。

自分が苦手なカニよりも、入院患者の子供たちが喜んだことを重視して、海咲野くくるたちに感謝の気持ちを伝える様子がグッときました。

久高夏凛の過去&両親

久高夏凛が過去&両親の話をするシーンも8話で描かれています。久高夏凛は水族館の飼育員になることが夢でしたが、商売で苦労していた両親に説得されて、観光協会に就職していました。どうなるかわからない夢よりも、現実的な選択をしたと言えます。

夢か現実か。その選択は難しい問題であり、どちらも正解だと思います。そして、この場面では「がまがま水族館」を存続させたい夢・願望を持つ海咲野くくる との対比が印象的でした。

アクアリウム・ティンガーラ&南風原知夢

8話の最後は、新キャラ・南風原知夢(声優:石川由依)が登場していました。南風原知夢は、期待が寄せられている建設準備中の新水族館「アクアリウム ティンガーラ」から研修に来ています。

閉館の危機がある「がまがま水族館」を立て直そうとしている 海咲野くくるにとっては、南風原知夢の存在自体に嫌悪感を示していきそうな気もします。明るい未来が約束され、安定的な立場にいる新水族館のスタッフのために 仕事を教えるのは、正直あまり乗り気にはなりませんね。一体どうなるのでしょうか…。

南風原知夢の研修については、館長・おじいがOKを出したということになりますので、おじいに何か意図があるのかもしれません。

なお、新水族館「アクアリウム ティンガーラ」の名前自体は素敵なネーミングだと感じました。アクアリウムの意味は水生生物を飼育する施設・水槽などで、ティンガーラの意味は沖縄方言で「天の川」ですので、水族館の未来が無限の広がりを見せていく様子が連想できます。これは、期待されている点との繋がりも伺えましたね。

白い砂のアクアトープ8話ネタバレ感想・考察まとめ

アニメ『白い砂のアクアトープ』8話のネタバレ感想・考察をお届けしました。

8話では、海咲野くくるたちが移動水族館の出張先に向かい、カニ嫌いの金城看護師長と話すシーンなどが描かれていました。また、上原愛梨&うみやんのエピソードがあり、久高夏凛が過去&両親について語る場面なども盛り込まれています。

今回は、金城看護師長の前で決めポーズをするカニに笑い、上原愛梨をそっと見守るうみやんに感動し、夢と現実の対比で考えさせられました。ラストに登場した新キャラ・南風原知夢なども気になりますので、ぜひ9話以降も視聴継続していきましょう!

©projectティンガーラ

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