白い砂のアクアトープ9話感想!南風原知夢のセリフ、建設業の許可票考察も

白い砂のアクアトープ9話感想!南風原知夢のセリフ、建設業の許可票考察も

アニメ『白い砂のアクアトープ』9話感想・考察記事です。

アニメ9話の感想付きネタバレストーリー、南風原知夢 VS 海咲野くくるの険悪な関係、南風原知夢の皮肉を交えたセリフ、海咲野くくるの母子手帳、建設業の許可票についての考察などをお届けしています。

白い砂のアクアトープ9話ネタバレ感想・考察

南風原知夢 VS 海咲野くくる


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オリジナルアニメ『白い砂のアクアトープ』9話「刺客のシンデレラ」の冒頭では、建設中の新水族館「アクアリウム ティンガーラ」から研修に来た南風原知夢(声優:石川由依)に対して、海咲野くくるが仕事を教えることになっていました。

海咲野くくるが包丁を持って魚を切る場面では、シャキーン!のような効果音も入り、不満な心情や険悪ムードが伺えましたね。視聴者としても、海咲野くくるに感情移入できる展開でしたので、嫌悪感を出しながらも よく耐えている印象を受けました。

そして、南風原知夢が魚のエサに関する問題を出されて正解した後、「ありがとうございまぁ~↑す」のような言いぶりのセリフシーンも描かれています。別シーンでは客数の少なさを指摘するセリフもありましたので、何かと鼻につく態度になっていた気がします。

もっとも、南風原知夢は「がまがま水族館」で研修を受けることに乗り気でなく、伝説の飼育員(おじい)がいることで納得していました。南風原知夢の立場になって考えると、潰れそうな水族館で研修?しかも高校生に指導されるとか意味不明!のような心情だったことが伺えます。

どちらの事情も知っている視聴者的には、何とも言えない気持ちになりましたね。南風原知夢 VS 海咲野くくるの女性キャラバトルはハラハラドキドキ感があり、ストーリー展開が気になる描写になっていた印象です。

南風原知夢のセリフ

9話では、南風原知夢がペンギンを見ながら、慣れてない人を突く と言っている場面も描かれています。これは、「ペンギンが 現場仕事に慣れてない宮沢風花を突く展開」と、「海咲野くくるが 現場仕事に慣れてない南風原知夢を突く展開」を掛けていたと考察できます。

南風原知夢が遠回しに不満をぶちまけるセリフであり、皮肉の言い方が暗喩を交えているため、余計に嫌味な印象を植え付けていた気がします。

また、おじいから仲良くしないの?と言われた海咲野くくるが「できるわけない」と本音を語る場面もありました。このシーンで筆者は「できるわけない」と画面の前で漏らしていたため、個人的にハモってしまい、海咲野くくる同様に、腸が煮えくり返るような状態でしたね…。

母子手帳

海咲野くくるが母子手帳のことを語る場面も9話内にありました。2つある母子手帳について、海咲野くくるは兄弟姉妹が離れ離れに暮らしている可能性に言及し、姉が突然現れたら嬉しいと語っています。

このとき、空には無数の星が映し出されていました。天の川を連想できることから、「織姫と彦星が出会う物語」=「海咲野くくると姉が出会う物語」の伏線にしているとも考察できます。

もしくは、海咲野くくるが 姉のような存在である宮沢風花と出会う「ガールミーツガール」を指している印象です。

伝説の飼育員

9話では、南風原知夢が伝説の飼育員・おじいに研修を頼む場面もありました。南風原知夢の視点では、おじいは常連客と会話をしているだけで、来館者は全然魚を見てないと感じている様子でした。その関係で、南風原知夢は研修先を変更しています。

実際には、おじいは水族館のことを知り尽くしている常連客に合わせた振る舞いを見せ、相手に合わせたコミュニケーションを取ることも大事だと思っていることが伺えました。

既に魚のエサなどは海咲野くくるから教わっているため、このあたりを研修の第2フェーズとして 南風原知夢に教えたかったのかもしれません。また、常連客の子供たちは 魚の名前を言えるほど、魚を良く見ていました。

そうすると、南風原知夢は目に見える表面だけで判断し、目に見えない真実をまだ把握していないと指摘できます。10話以降は、それに気づいていくストーリーが描かれそうな気もします。


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南風原知夢と就職

南風原知夢が水族館の就職先について、狭き門であることを語る場面も9話内にありました。加えて、海咲野くくるに対して、お金を稼ぐ苦労をわかってないと指摘しています。

夢を掴んだことや強い意志は素晴らしいと言えますが、海咲野くくるは閉館の危機を脱するために、たくさんの努力を重ねてきましたので、少しかわいそうですね。

海咲野くくるがどれだけ悩み苦しんできたか、血の滲むような努力をしてきたか。南風原知夢のセリフは、それを知らないからこそ言えるセリフでしたね…。事情を知っていたら、もう少し柔らかい言い方になっていた気がします。

幻覚と動物

9話では、常連客の子供が昔飼っていた犬と会ったと語るシーンも描かれていました。ここでわかったのは、幻覚を見るのは人間だけでなく、動物も対象になるということですね。

死者と生者を繋ぐ不思議な能力について、少しずつ情報が明かされていますので、今後も注目が集まります。度々登場している謎の少年については、1クール目と2クール目のどちらで正体が判明するのかも気になります。

建設業の許可票

9話ラストは、海咲野くくるが建設中の「アクアリウム ティンガーラ」に向かっています。建設の様子を見る意味でのライバル水族館の偵察で留めるのか、それとも関係者に接触する意図もあるのか。どこまで突っ込んでいくのかが気になる伏線になっていました。

なお、建設工事現場で公衆の見やすい場所に掲示義務がある「建設業の許可票」には、「一般建設業又は特定建設業の別」欄に特定建設業と記載されていました。これは数千万円以上の下請契約があることを意味していますので、建設に莫大な費用がかかっていることが伺えました。

そして、監理技術者の氏名欄には宮里真伎恵と記載されていましたので、宮里真伎恵が10話以降に登場するのかも気になります。

白い砂のアクアトープ9話ネタバレ感想・考察まとめ

アニメ『白い砂のアクアトープ』9話のネタバレ感想・考察をお届けしました。

9話では、南風原知夢 VS 海咲野くくるの険悪ムード、海咲野くくるの母子手帳に関するエピソードなどが描かれていました。また、海咲野くくるが「アクアリウム ティンガーラ」に向かうシーンなども盛り込まれています。

おじいが伝説の飼育員と呼ばれていることの裏話はあるのか、研修先を変えた南風原知夢はどうなるのか、母子手帳の伏線はどのように回収されるのか。気になる点が多数ありますので、ぜひ10話以降も視聴継続していきましょう!

©projectティンガーラ

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