バクプリ炎上 うたプリ エイプリルフール2023考察【ブロッコリー×Elements Garden】

バクプリ炎上 うたプリ エイプリルフール2023考察【ブロッコリー×Elements Garden】

『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』(バクプリ)炎上問題、『うたの☆プリンスさまっ♪』(うたプリ)2023年エイプリルフール情報。

うたプリを手掛けるブロッコリー×Elements Gardenの共同プロデュースによる新プロジェクト・バクプリとはどんな内容か、バクプリが炎上した理由の考察、うたプリの2023年エイプリルフール企画も紹介。

バクプリとは

うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL

バクプリとは、エイプリルフールの2023年4月1日に発表された「アイドル×タイムスリップ」がコンセプトの新プロジェクト『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』の公式略称。

コンテンツ企画/制作会社・株式会社ブロッコリー&音楽制作ブランド・Elements Gardenが共同プロデュース。キャラクターデザインはイラストレーター・necömi。

女性アイドル

Flower Candy(フラキャン)、SILENT QUEEN(サイクイ)の2つの女性アイドルグループも解禁。Flower Candyには、花道すず・柊乙葉・桜田ルリが所属し、キャストオーディションが開催予定。作詞作曲:上松範康(Elements Garden)、編曲:竹田祐介(Elements Garden)による楽曲「バックトゥザ☆はあと」を使用したPVも公開。

SILENT QUEENには、白鳥風香(CV.鈴木杏奈)・双星きらら(CV.各務華梨)・双星すばる(CV.安雪璃)が所属し、既に声優メンバーが存在する。作詞作曲:上松範康(Elements Garden)、編曲:菊田大介(Elements Garden)による楽曲「FIRST PROMISE」リリックビデオも公開。

バクプリ公式サイト・Twitter・YouTubeも開設。SILENT QUEENはキャラ個人のTwitterもあり、早乙女プロダクション所属&誕生日・血液型などのプロフィールが記載されている。

嘘・本当

4月1日に発表されたバクプリは、うたプリのエイプリルフールネタか、本当に始動するのか、0時の解禁時点では未発表。うたプリのエイプリルフールネタにしては、バクプリ公式サイト・キャラ個人Twitter・リリックビデオ・キャストオーディションと、随分とスケールが大きい。上松範康氏も「今日から始動」と言っているので、リアリティのある内容となっている。

お昼頃になると、SILENT QUEENのメンバーを演じる声優3名のTwitterで、配役決定をお知らせするツイートが投稿された。どうやら、バクプリはエイプリルフールネタの嘘ではなく、本当に始動した女性アイドルプロジェクトとなりそうだ。

バクプリ炎上問題

プリンセス

エイプリルフールの2023年4月1日に発表された『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』(バクプリ)は炎上問題に発展している。バクプリが炎上した理由として、まずはファンのことをMy princess・お姫様と呼んできたのに、新コンテンツ名にプリンセスと付けていることが挙げられる。

プリンセスは、うたプリファンにとって特別なものであり、自分自身を大切に呼んでくれる言葉。そのプリンセスが新しい女性アイドルプロジェクト名に入っているので、他の女に取られた気分になる。プリンセスは私たちではなかったのか?と怒りの声も多数寄せられている。

PV

バクプリはPV・リリックビデオも制作され、非常に質の高い3D映像になっている。うたプリ楽曲で、3D映像が制作されているのは、一部の楽曲に留まっているので、これもバクプリの炎上問題に絡んでいる。

先に多くのうたプリ楽曲で3D映像を制作する前に、突然出てきたバクプリで高クオリティの動画が出ているのはモヤモヤする部分である。バクプリのプロジェクト始動時に3D映像まで制作するのは本気度が伝わってくるが、逆にうたプリファンをあまり良くない方向で刺激している。

売上

バクプリの炎上は、ブロッコリーの売上が、うたプリ関連で約半数を占めていることも影響している。ファンがそれだけのお金をうたプリに使用しているという意味であり、運営側が新プロジェクトのバクプリに注ぎ込むお金を提供してきたわけではない。

売上はうたプリのコンテンツでファンに還元されるべきであるが、うたプリのエイプリルフールは動画企画「Shining Channel」で嬉しいコンテンツを届けている。しかし、うたプリファンからすれば、バクプリの新登場は裏切られたという気持ちにもなるので、炎上問題に発展している。

Dolce Vita

恋愛シミュレーションの新作ゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪Dolce Vita』(ドルチェ ヴィータ)が発表されて、数年経過している。続報が届かない中で、新プロジェクトのバクプリが発表されたので、これも炎上の原因になっている。

正面から『うたの☆プリンスさまっ♪』と付いているコンテンツを動かさずに、エイプリルフールに突然発表された『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』で高クオリティの映像などを見る事態になったので、気分を害するファンが続出している。

女装ネタ

うたプリの歴代エイプリルフールには、女装ネタの魔法少女パロディ『うたの☆プリンセスさまっ♪-まじかるイチコ-』があった。『うたの☆プリンセスさまっ♪』は女装のエイプリルフールネタとして記憶されているので、タイトル『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』に使用されていることが疑問に感じてくる。

女装ネタの楽しい思い出は何だったのか。今度から『うたの☆プリンセスさまっ♪』は新コンテンツの認識で広まることになると思うが、うたプリファンとしては上書きされるものではない。ファンはしっかりと一つ一つの企画を楽しんでおり、良い思い出になっていたはずである。それがバクプリで使用されたことにより、トラウマや傷を負わせる事態になっている。

個人Twitter

バクプリの炎上問題は、個人Twitterも絡んでいる。うたプリには個人Twitterが無いキャラもいる中で、バクプリのユニット・SILENT QUEENのキャラは最初から個人Twitterがある。

うたプリファンとしては、新コンテンツのバクプリをするのであれば、その前に『うたの☆プリンスさまっ♪』と付いている本家を整えてほしい心理が働くので、バクプリの炎上原因となっている。制作陣が新コンテンツに使用した時間・費用を、うたプリに注ぎ込むべきだったのでは?という気持ちにもなり、一部のファンから信頼を失っている。

類似

バクプリが批判されて炎上しているのは、既存コンテンツと似てる部分や連想するところがあるのも影響していると思う。

■プリレタ
例えば、「二次元アイドル×文通×楽曲」のアイドルプロジェクト『Princess Letter(s)! フロムアイドル』(プリレタ)が挙げられる。登場人物は雁矢よしの(CV.高橋李依)・水茎あやめ(CV.楠木ともり)・金魚鉢たより(CV.芹澤優)。キャラデザは森倉円・necömi・Mika Pikazo。

バクプリのグループが3人組で、Flower Candyはピンク・紫・黄色がキャラカラーとなっているため、プリレタと類似している。バクプリのキャラデザは同じ絵師のnecömi氏なので、似てる印象を受けるのかもしれない。

■ラブライブ!
次に、女性アイドルプロジェクト『ラブライブ!』シリーズ。『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』に入っている「BACK to the」の部分は、ライブイベント「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live! Back to the TOKIMEKI」に入っている「Back to the」が思い出される。

■バンドリ!
そして、上松範康氏やElements Gardenも楽曲提供しているBanG Dream!(バンドリ!)。バクプリのSILENT QUEENはダークでかっこいい印象などから、バンドリ!のRoseliaを連想させる。

SILENT QUEENの楽曲「FIRST PROMISE」には「ヒカリの先に」という歌詞があるが、Roseliaで頂点の先へ行く世界観があるので、既視感は拭えない。PROMISEの英語訳「約束」はRoseliaの10thシングル表題曲なので、こちらも頭の中で繋がる部分ではある。

このように見てみると、バクプリはうたプリの女性ファンを刺激しただけでなく、バクプリのメインターゲット層と思われる男性ファンも首を傾げる要素がある。バクプリが他コンテンツのパクリではないとしても、好きなファンであれば連想するところがあるので、今後の舵取りが大事になってくると思う。

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上松範康コメント

バクプリを手掛けた上松範康氏は、エイプリルフールが終わる24時から伝えたいことがあるとツイートした後、うたプリへどう関わるかコメントすることを予告している。

うたプリは上松範康氏が作り上げてきた素晴らしいコンテンツなので、バクプリが炎上問題に発展したからといって、責任を取ってうたプリから離れる事態が怖い。ファンもそれを望んでいないので、24時のコメントが気になるところである。

24時を超えた後、上松範康氏からコメントが発表。主人公・七海春歌の気持ちに沿った音楽は今作れないので、うたプリの作詞作曲を少し休むことなどが、20ツイート以上にも渡って説明された。

プリンセスはファンや七海春歌を表す言葉だが、バクプリはうたプリを作った時期から同時並行で進んでおり、葛藤があったそうだ。バクプリはアイドルがタイムスリップすることを含めたパラレルワールドであり、バクプリ&うたプリは混じらない世界線という説明もされている。

その後、上松範康氏のTwitterプロフィール欄に記載されていた『うたの☆プリンスさまっ♪』の部分が、『うた☆プリ』『バクプリ』に変更されるなど、Twitterの件でも炎上が拡大している。

ブロッコリー声明

2023年4月5日、株式会社ブロッコリーが公式サイトで「弊社新規コンテンツにつきまして」のページを公開し、声明文を掲載。バクプリ&うたプリは異なる世界の話で、安心して楽しめる場をより丁寧に作っていくことなどを発表。

同日、上松範康氏が代表取締役社長を務める株式会社アリア・エンターテインメントは、公式サイトで「新規コンテンツに関するお知らせ」のページを公開し、ブロッコリーのHPリンクを貼っている。

企業のHPに掲載されたことで、バクプリが正式に動いていることが確定したことになるが、ファンからは説明になってない、うたプリは好きだけどブロッコリーにお金を落としたくないなどの意見が寄せられている。アリア・エンターテインメントがリンクを貼るだけで、謝罪や説明がないことも批判され、更に炎上している。

うたプリ エイプリルフール2023

バクプリが炎上している中、『うたの☆プリンスさまっ♪』(うたプリ)の2023年エイプリルフールは、シャイニング事務所のアイドル「ST☆RISH」「QUARTET NIGHT」が24時間限定で配信する企画「Shining Channel」を展開。

新しく発表されたバクプリで気分を害したとしても、うたプリの動画企画は尊すぎる内容になっているので、見逃さずにチェックしておきたい。

バクプリ炎上まとめ

『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』(バクプリ)の炎上問題を考察した。ファンの呼称・プリンセスを使用したタイトルなどで、エイプリルフールに発表されたバクプリは炎上問題に発展している。

エイプリルフールは冗談で楽しい気分になるはずなのに、うたプリファンにトラウマや傷を負わせる事態となってしまった。うたプリブランドの看板が無ければ、ここまで炎上問題にならなかったと思うが、制作陣がそこを繋げた背景などに注目が集まっていた。

そして個人の発言として、上松範康氏は男性アイドルのうたプリ制作当初から、女性アイドルのバクプリも同時進行で進めていたことなどを説明している。

うたプリは2ndライブ「うたの☆プリンスさまっ♪ SHINING STAR STAGE -SONG PARADE☆-」Blu-ray&DVDが2023年11月8日に発売されるなど、今後も楽しい情報が待っているので、引き続き応援していきたい。

※考察内容等の全部または一部を、転載・盗用・翻案・編集・改変することを禁じます。

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