『寄宿学校のジュリエット』93話のネタバレ感想記事です。
93話のネタバレストーリーや、93話の感想・考察として「10個の見どころ」をご紹介しています。
それでは、早速見ていきましょう!
はじめに
本稿は『寄宿学校のジュリエット』93話ネタバレ感想記事ですが、「正確には68話(93幕)」です。これは別マガ時代は「○幕」、週マガに移行してからは「○話(○幕)」としてストーリーが進んでいることから来ています。
本稿では、便宜上、93番目の話数ということで「93話」として記述していますので、ご了承いただけますと幸いです。
それでは、93話のネタバレストーリーから見ていきましょう!
『寄宿学校のジュリエット』93話ネタバレストーリー
体育祭会議
新監督生(プリフェクト)体制になったダリア学園。藍瑠、胡蝶、手李亞の3人は自分たちの引退について簡単に会話をしています。
その頃、新監督生たちは体育祭について会議をしていました。露壬雄は、黒犬と白猫の混合でチームを作ろうと提案をしています。
しかし、スコットは、体育祭は「公に戦える唯一の場」であることを理由に、断固反対しています。ちなみに、92話でスコシアになった記憶は無くしているようです(笑)。
92話については、こちらの記事でまとめています!
寄宿学校のジュリエット92話感想!スコシア・朱壬雄が登場?5つの見どころを紹介!
エキシビジョンマッチで…?
ここで玲音が、エキシビジョンマッチで、黒犬と白猫の合同でチームを作るのはどうかと提案します。エキシビジョンマッチは、体育祭の前日に行われているもので、監督生同士が勝負をするというものです。
ところが、露壬雄やスコットは反論しており、なかなか話がまとまりません。そこで、蓮季は「あ~もううるさいゾ!順番に喋れ!!」と突っ込みます。
気を取り直して、露壬雄はアビにも何か意見があるか問います。すると、アビは自分が代表に選ばれなかったことを悔やんでいるようです…。そもそも体育祭の議題とは関係のない発言に、突っ込む露壬雄…。
その後、アビの怒りの矛先は、監督生総選挙の場をかき乱した玲音に向けられます。露壬雄はかばいますが、玲音は動揺を隠せないようです…。
ここで、露壬雄とアビが胸倉を掴み合って言い合いを始めてしまったので、ペルシアは護身刀のようなものを振りかざし、2人を止めようとします。
説教…!
すると、そこに藍瑠が登場し、説教が始まります。少なくとも30分以上は続いたようです。ちなみに、途中から胡蝶と手李亞も現れています。
藍瑠に言われっぱなしだったため、露壬雄は「3年にだって引けを取らないはず」と言い返します。
ここで、ケットが窓から登場し、2年と3年どっちが優れているか決めようと提案してきます。具体的には、体育祭のエキシビジョンマッチで白黒付けようというものです。
その後、サイベルとレックスも、窓の外に植わっている木の上から登場して、賛同の態度を示しています。
露壬雄は、何かに気づき、この提案を受け入れることになります。先輩たちが示し合せたかのような言動をしていたため、わざと2年生に勝たせる意図があるのではないかと思ったからですね。
「2年監督生」VS「3年監督生」
そんなわけで、「2年監督生」VS「3年監督生」の、体育祭エキシビジョンマッチ当日になります。勝負内容は、「ダリア・ウォールゲーム」と呼ばれるもので、先にボールを相手ゴールに運んだ方が勝ちというもの。
司会は、アメリアと朱奈が務めています。シャルがトスをすると、レックスが物凄い勢いでボールを取ります(笑)。
最後に、3年監督生の意図は、「2年監督生を潰すことで自惚れや慢心を消させること」ということが藍瑠の口から語られて終わります。
『寄宿学校のジュリエット』93話感想・考察【10個の見どころ】
ここでは、『寄宿学校のジュリエット』93話の感想・考察として、「10個の見どころ」に分けてまとめています。
①黒犬と白猫の混合チーム
1つ目は、露壬雄が、黒犬と白猫の混合でチームを作ろうと提案した点ですね。
露壬雄は、学園を本気で変えようとしており、黒犬と白猫が仲良く学園生活を送れるようにしたい!という想いが、ここにも表れています。
露壬雄とペルシアが監督生代表になり、今後、黒犬と白猫は仲良く学園生活を送っていきましょう!とアナウンスをしたところで、いきなり変わることは無理ですよね。
黒犬と白猫は因縁の関係であり、隙あらばケンカをしていたわけですから、やはり徐々に慣らしていく必要があります。
そこで、体育祭で黒犬と白猫の混合チームを作るという提案は、両者が仲良くなるきっかけとしては、「アリ」ですよね。
②エキシビジョンマッチ
2つ目は、玲音が、体育祭前日のエキシビジョンマッチで、黒犬と白猫の監督生合同チームを作るのはどうかと提案した点です。
本体である体育祭当日に、いきなり生徒たちに黒犬と白猫の混合チームを組ませるのは、少々ハードルが高いのも事実でしょう。
そこで、まずは生徒の模範となる監督生が、合同チームを組んでいる姿を見せることで、生徒たちも仲良くしやすくなることが考えられます。
結果的には、2年新監督生同士の合同チーム対決ではなく、「2年監督生」VS「3年監督生」という構図になりました。
これは、新監督生同士の絆を深めることもでき、白猫と黒犬の合同チームとしての姿を生徒に見せることにもなるので、「一石二鳥の結果」になったと言えるでしょうね。
③体育祭は「公に戦える唯一の場」
3つ目は、スコットが、体育祭は「公に戦える唯一の場」であることを理由に、黒犬と白猫の混合チーム案に断固反対していたシーンです。
黒犬と白猫の生徒は、序盤ほどではありませんが、まだまだ「いがみ合い」は抜け切れておらず、我慢しながら学園生活を送っていると言えます。
そこで、体育祭で、普段我慢している気持ちを大いに発散することは、いわばデトックスの場と言っても過言ではないでしょう。
仮にそうだとすると、黒犬と白猫の混合チームで体育祭を行ってしまうのは、発散の機会を奪うことになります。そんなわけで、スコットの言い分もわかりますね。
もっとも、露壬雄の意図は、「いがみ合って、体育祭で発散」という現状を打開したいところにあると思われますので、スコットとは対立していました。
④「あ~もううるさいゾ!順番に喋れ!!」
4つ目は、蓮季が「あ~もううるさいゾ!順番に喋れ!!」と突っ込んでいたシーンです。蓮季と言えば、1年生の頃から皆のまとめ役として行動することもあり、勉強会を開いていたこともありました。
この発言は、そんな蓮季らしいセリフだったと言えます。このシーンで、筆者の脳内ではアレが再生されましたね。
それは、「答えはイエスマ~ムだ!」「イエス!マム!」という下りですね(笑)。これは黒犬の勉強会で、蓮季が先生役となっていたシーンでの一コマです。
93話ではこの下りはありませんでしたが、監督生会議内で個性の強いメインキャラ達が、ギャグとして「イエス!マム!」と言っていたら、一体どうなっていたんだろう?なんて思ったシーンでした(笑)。
⑤アビが玲音を責めるシーン
5つ目は、アビが監督生代表に選ばれなかったことを悔やんでいるシーンと、怒りの矛先が玲音に向けられたシーンです。
アビは、まず体育祭の議題とは関係のない発言をしています。アビは容姿端麗ですが、立ち回りとしてはギャグ担当になることが多かったことを思い出しますね!
また、怒りの矛先が玲音に向けられ、そこで玲音が動揺していた表情が非常に印象的でした。是非、誌面で玲音の表情を確認して頂きたいシーンです。
監督生総選挙で自分のしたことは消えないことを痛感し、なんとも言えない気持ちになっている玲音のことを考えると、読者としてもなんだか胸が苦しくなりましたね。
また、露壬雄が玲音をかばっていたシーンも印象的でした。露壬雄は、新監督生代表になってからは、特に性格イケメンのシーンが際立っているように思いますね。
⑥刀を持ち出すシーン
6つ目は、ペルシアが護身刀のようなものを振りかざして、アビと露壬雄の言い合いを止めに入ったシーンです。
思い返してみれば、ダリア学園は何かと刀を持ち出すキャラがいたことを思い出しますね(笑)。この後、藍瑠が登場したシーンも印象的でした。
⑦白黒つけない?
7つ目は、ケットが「白黒つけない?」と言っていたシーンです。
文字通り、「白黒」とは勝敗を表す言葉ですが、このシーンの場合は「白猫と黒犬」の生徒が絡んでいる点も踏まえると、うまい言い回しだと感じましたね。
もっとも、これから開かれる勝負は、白猫と黒犬の混合で「2年監督生」VS「3年監督生」であるため、「白猫と黒犬」どっちが優位なのかという意味では使用されていません。
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⑧ストレッチ運動
8つ目は、胡蝶と手李亞が背中を合わせて腕を組み、背中を伸ばすストレッチ運動をしているシーンです。
メインのストーリーで大きく取り上げられているわけではなく、細々と後ろで、胡蝶と手李亞が仲良くストレッチ運動をしているコマがありますので、お見逃しなく!と言う意味で、ここでピックアップいたしました。やはりこの2人は尊いですね…!
また、胡蝶と手李亞がストレッチ運動をしている隣で、レックスと思われる人物が、アキレス腱を伸ばしているシーンがありますので、こちらもお見逃しなく!
コマの中に小さく描かれているにもかかわらず、ライザップのCMにでも出てきそうな動きを見せ、存在感を放っていますので、要チェックです(笑)!
⑨言葉の対比
9つ目は、露壬雄と藍瑠が言っていた言葉の対比です。まずは、2人の言葉を並べてみましょう。
露壬雄 | これは3年からオレ達への最後の手向けなんだ |
藍瑠 | これは3年からお前達への最後の手向けだ |
言葉としては、ほぼ一致しますよね。しかし、「最後の手向け」が意味する内容は全く異なる点が面白いと感じましたね。「最後の手向け」の意味を、以下の図表にまとめてみましょう。
露壬雄 | 3年監督生チームは、2年監督生チームをわざと勝たせて、生徒からの信頼を得させようとしてくれている |
藍瑠 | 3年監督生チームが、2年監督生チームを潰すことで、2年監督生たちの自惚れや慢心を消させること |
このように、全く異なります。言葉ではほぼ同じでも、意味する内容が異なる点がポイントであり、非常に面白いと感じた点ですので、ここでご紹介いたしました。
⑩監督生対決
10個目は、「2年監督生」VS「3年監督生」という構図ですね。2年監督生は、まだ総選挙直後ということもあり、まとまりがあるとは言えない状況です。
そこで、「3年監督生」と勝負させることで、強制的に絆を深めさせる機会を作っている点が面白いと感じましたね。
また、2年監督生が、あの藍瑠やケット率いる3年監督生を倒すことができるのか?という意味では、「3年監督生」がラスボス的なポジションになっている点も面白いですね。
果たして、勝敗やいかに…!
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まとめ 次回も楽しみ!
『寄宿学校のジュリエット』93話のネタバレストーリーや、93話の感想・考察として「10個の見どころ」をご紹介してきました。
93話は、監督生会議でのわちゃわちゃ感や、3年監督生それぞれの登場シーンも面白かったですね。また、「2年監督生」VS「3年監督生」という構図も浮き彫りにされており、非常に読み応えのある回でした。
本稿でご紹介した詳しいシーンは、是非、週刊少年マガジンの誌面でご確認ください!
次回の94話は、体育祭エキシビジョンマッチ内で、それぞれがどのように立ち振る舞うのかが気になりますね。
2年監督生同士の協力プレイや内部対立が描かれるのか、3年監督生が何か特別な「手向け」をするのかなどに注目したいですね。
以上、『寄宿学校のジュリエット』93話についてでした!
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