彼女お借りします(かのかり)215話ネタバレ感想!マミ過去・彼氏、赤ちゃん、破壊衝動考察

彼女お借りします(かのかり)215話ネタバレ感想!マミ過去・彼氏、赤ちゃん、破壊衝動考察

漫画『彼女、お借りします』(かのかり)215話ネタバレ感想!

215話で描かれたマミの過去・彼氏エピソード、赤ちゃん、破壊衝動などを考察!

彼女お借りします(かのかり)215話ネタバレ感想・考察

白馬、父親の干渉

漫画『彼女、お借りします』(かのかり)215話では、七海麻美の過去エピソードが描かれ、重要情報が多数盛り込まれていました。冒頭の入り方・文章構成・言葉選び・麻美の心理描写など、その全てが圧巻でした。小説を読んだ後のような読了感・満足感もありましたね。

幼少期の麻美は親から大切なものを捨てられ、勝手に決められた許嫁のような男性である白馬(はくば)とご対面するシーンもあり、生き方に干渉を受けているようでした。父親は子供を大切にしている一方で、七海家を守るために麻美を利用している雰囲気も伺えました…。

彼氏・浦島太郎

215話では、麻美が浦島太郎と付き合っていたことも明かされています。これは親が決めたレールからの脱線で、麻美にとっては ひとときの自由を手にした時間だったと考察できます。ところが、父親は太郎と別れるように言い、白馬との結婚を強要しています。

麻美は密かに太郎と付き合っている印象でしたので、父親はどうやって太郎の情報を知ったのかが気になります。お金持ちそうですので、探偵でも雇って彼氏の素性を調べ上げた可能性も考えられます。別れさせる展開は、さすがに父親は娘に干渉しすぎでは?と突っ込みたくなる展開でした…。

そして、父親から強制的に別れるように言われたと思われる太郎は、お別れメッセージを送信しています。その言い回しは麻美が和也を振ったセリフ内容と同じでしたので、脳内リンクしましたね。

既視感


©宮島礼吏・講談社
漫画『彼女、お借りします』単行本10巻

麻美が太郎とデートをする際に、マフラーを巻いて頬を赤らめているシーンも215話で描かれています。この場面は既視感があり、単行本10巻のマフラーを巻いている麻美が思い出されました。

仮に関連がある場合、10巻は80話前後でしたので、215話で関連性を持たせている点が凄いなという印象も受けました。

赤ちゃん

赤ちゃんが死んだ気がしたと言っている麻美のセリフも215話内にありました。このセリフ趣旨から察するに、214話で出ていた赤ちゃんの画像は比喩だったと考察できます。

本当に赤ちゃんを妊娠したのではなく、麻美の中で育ち始めていた希望、自分で人生を選択する自由、親に敷かれたレールを辿らない生き方などを指していると考察できそうです。それらが父親の干渉により消滅したと解釈できます。

破壊衝動

215話では、麻美が太郎との恋愛を壊された過去もあって、誰かの恋愛を壊したくなると明かす展開も描かれていました。これは全ての恋愛を破壊したくなる衝動に加え、認められない恋愛は早めに終わらせるべきだと考えている可能性も考えられます。

良い方向に解釈すると、麻美が白馬以外の男性・太郎と付き合って仲を引き裂かれ、辛い思いをしたことから、早めに関係解消させることで本人のショックを軽減させたいと思っているのかもしれません。悪い方向に解釈すると、八つ当たり・嫉妬としての破壊衝動と考察できます。

また、麻美の恋愛は親からの自由としての側面もあり、複雑な事情が絡んだ濃い恋愛だったと言えます。一方、麻美にとって水原千鶴&木ノ下和也の恋愛はレンタルから始まった薄い恋愛・偽りの恋と思っており、見ていられないのかもしれません。実際は千鶴&和也の恋愛も濃い内容ですので、考え方に齟齬が生じているとも解釈できます。

麻美が人の恋愛を壊したくなるまでになったのは、父親の激しい干渉が影響していると考察できますので、ある意味では被害者で、少しかわいそうですね…。

彼女お借りします(かのかり)215話ネタバレ感想・考察まとめ

漫画『彼女、お借りします』(かのかり)215話のネタバレ感想・考察をお届けしました。

215話では、七海麻美の過去シーン、浦島太郎・白馬との関係などが描かれていました。恋愛を壊したくなる理由なども明かされ、中身の濃い回でした。麻美が闇落ちして、擦れていったのは父親が原因だと言えますので、何とも言えない気持ちになります…。

暴露の件など気になる点もありますので、216話以降も要チェックです!なお、今回は考察点が多かったため、「『かのかり』麻美(まみ)過去&あの人考察。浦島太郎&白馬、父親もネタバレ解釈」の記事も公開しました。こちらでは、あの人・おとぎ話「浦島太郎」などにも触れています。

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