『彼女、お借りします(かのかり)』七海麻美(ななみまみ)の目的をネタバレ考察。
なぜ、まみは意味深な行動をとるのか？各シーンを振り返りながら、まみの目的を考察していきます。
『かのかり』七海麻美(ななみまみ)とは
©宮島礼吏・講談社
『彼女、お借りします』原作漫画2巻
『彼女、お借りします(かのかり)』七海麻美(ななみまみ)は、木ノ下和也(きのしたかずや)の元カノ。まみが別れた理由を語る場面では、他に好きな人ができたからと説明していました。まみは別れた後も和也と交流があり、大学・飲み会・旅行などで絡みがあります。
また、和也と水原千鶴(みずはらちづる)が恋人だと知った後、実はレンタル彼女と客の関係だと知ることになります。その前後で、まみの目的について気になる描写がいくつか出てきますので、以下よりネタバレ込みで考察していきます。
まみ目的考察(ネタバレ注意)
まみの過去話・悪口
まみの目的考察として、最初は飲み会で和也の悪口を言ったシーンに触れていきます。和也と千鶴が恋人関係という設定で居酒屋に現れた際に、まみは当時付き合っていた頃の過去話を語り、その流れで和也の悪口を漏らしてしまうシーンがありました。
このシーンでは、振った元カレがすぐに彼女を作ったと知り、ムカついたから嫌味っぽく過去話をしたと考察できます。好き嫌いの感情とは別に、別れてすぐに彼女作るとか腹立つ！ぐらいの感情だったと解釈でき、少し嫉妬していたと言えます。
まみの思わせ振り
また、まみは海で思わせ振りな態度をとり、勢いでキスまでしたことがありました。まみの目的は和也と千鶴を別れさせるためだったと考察でき、その手段として童貞の和也に色仕掛けをしていた印象です。
悔しさ・怒り・目障りなどの気持ちから、2人の関係を邪魔してやろう と思い、いたずらをしていたと解釈できます。
まみが千鶴をレンタル
さらに、まみは和也と千鶴がレンタル彼女関係だと知った後、千鶴をレンタルしてカラオケ店で話し、うんざりしている気持ちなどを伝えたこともあります。
このときは、レンタル彼女の仕事を知ること、和也と千鶴の関係を遠ざけることなどが、まみの目的だったと考察できます。
まみの監視
他には、まみから 和也と千鶴がもう会わないように釘を刺し、やっぱり会っていることを知る場面もありました。
本物の恋人ではなくレンタル彼女関係というのは、歪なものであり、本来あるべき姿ではないと思っていると言えます。家族にも友達にも嘘を付いていることは好ましい状態でないため、とりあえず和也と千鶴の関係性を監視している印象も受けます。
このあたりになってくると、まみの目的は 直接的な嫌がらせよりも、2人のレンタル彼女関係っておかしくないですか？と思いながら様子見をしていると考察できます。
まみと本物
元カノ・まみは不穏な爆弾少女のようなイメージもありますが、正直なところは人間らしいと言えます。『彼女、お借りします』に登場するヒロインの中では、唯一の「本物の彼女」だったキャラですので、そのポジションから「嘘の彼女」は変ですよね？と周りのキャラや読者に示している印象です。
そう考えると、まみを登場させるタイミング、セリフ内容＆表情、ヒロイン設定などが絶妙だと評価することもできます。まみが登場することで、リアル・現実を客観視できますので、『彼女、お借りします』のストーリーに深みが出ていると考察できます。
『彼女お借りします』まみ目的考察まとめ
『彼女、お借りします(かのかり)』七海麻美(ななみまみ)の目的をネタバレ考察しました。
まみは嫌がらせ・和也と千鶴の関係解消などの目的から、最初は いたずらをしていた印象です。ストーリーが進むと、現実的・客観的な考えを持ちながら行動していると考察できます。
まみの目的や行動について様々な考察をしつつ、今後も『彼女、お借りします』に注目していきましょう！
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