『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(プロビデンス)』ネタバレ感想・考察・評価レビューを掲載!
新作アニメ映画の感想・評価などに加え、あらすじ内容、登場キャラクターなどにも触れていきます。
『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』公開!
『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(プロビデンス)』が2023年5月12日に全国の映画館で公開!
新作劇場版は、大迫力のアクションシーンを含めて神作画のアニメ映像になっており、死亡キャラの正義・人間とシビュラシステムの関係などを深く考えさせられる場面もあります。
主人公の監視官・常守朱(声優:花澤香菜)たちに加えて、ピースブレイカー隊員の甲斐・ミハイロフ(声優:加瀬康之)、慎導灼(声優:梶裕貴)の父親・慎導篤志(声優:菅⽣隆之)、ピースブレイカー隊長・砺波告善(声優:大塚明夫)などのキャラクターも活躍。
アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』10周年の集大成『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』は多くの見どころがあり、来場者特典も用意されていますので、是非お近くの劇場で鑑賞されることをおすすめします!
ネタバレ感想考察・評価レビュー
時系列
『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の時系列は、映画『PSYCHO-PASS サイコパスSinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』とTVアニメ3期『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の間になっています。
狡噛慎也(声優:関智一)が日本に帰国した後のエピソード、慎導篤志が死亡するまでの話、とある事件で常守朱が逮捕された理由も明らかになり、3期の謎が解決します。
さらに、炯・ミハイル・イグナトフ(声優:中村悠一)と、その妻である舞⼦・マイヤ・ストロンスカヤ(声優:清⽔理沙)が結婚する前の話も描かれていました。他にも、3期で慎導灼がメンタルトレースする際に言っていた「雨が降っている」のセリフを別の登場人物が口にするシーンもあります。
過去のTVアニメ・映画のストーリー内容を知っているからこそジワジワと効いてくると同時に、時系列の順番を3期と逆にすることで生まれる面白さや伏線回収のスッキリ感も味わえました。
ドミネーター
映画はドミネーターが使えない状況から、満を持して使用できるようになる場面もあり、黒いフォルム・ブルーの輝き・変形シーンの魅せ方が圧巻でした。
花城フレデリカ(声優:本田貴子)が遠距離から巨大ドミネーターで撃つ描写はダイナミックで、映画館の大きなスクリーンや臨場感あふれる音響によって、感動と興奮が増していたと思います。
ストロンスカヤ文書・舞台
『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』はストロンスカヤ文書を巡って、公安局や外務省、ピースブレイカーたちが動いています。キーアイテムを中心として、各キャラがそれぞれの正義・信念に従って行動していく様子が印象的でした。
舞台の一つとして、九州地方・熊本県の阿蘇も出てきます。地図の描写、背景作画、ホログラムの使い方なども見応えがありました。
狡噛慎也・宜野座伸元
映画は狡噛慎也が水に浸かっているシーンもあり、狡噛慎也の表情や水の描写が印象に残りました。銃弾を的確に敵キャラにヒットさせる場面、常守朱との会話も感慨深いものがありました。
宜野座伸元(声優:野島健児)は狡噛慎也と再会し、共闘するシーンなどが描かれています。腕を犠牲にして死亡回避する場面、さりげなく仲間をサポートするシーンもかっこよかったです!
慎導篤志
『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』は慎導篤志が死亡する前のエピソードが描かれており、コングレスマンやラウンドロビン、シビュラシステムの関連ストーリーもありました。
慎導篤志は謎があるキャラでしたので、3期と話が繋がる要素が強かったように思います。常守朱の考えを興味深く聞いているシーン、自分の正義を示すような場面も見どころでした。
煇・ワシリー・イグナトフ
映画には炯(ケイ)・ミハイル・イグナトフの兄である、煇(アキラ)・ワシリー・イグナトフも登場。イグナトフ兄は乗っ取られますが、自分を取り戻して戦っていました。絵面的には、人間1人が自分で自分を撃とうとしている様子が特徴的でした。
最終的にイグナトフ兄が死亡を選択したのは、自分の体で犯罪が起きることを未然に防いだと考えることもできます。自分は自分だと強く抵抗し、潔く死亡を決断する生き様がかっこよかったです。
雑賀譲二
『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』では雑賀譲二の死亡シーンもありました。
雑賀譲二は常守朱に任せられるからこそ、該当シーンで死亡を選択したと考えることができますので、その想いを考えると胸が熱くなります。
人間とシビュラシステム(AI)・法律の関係
映画には砺波告善と常守朱の正義がぶつかるシーンもありました。砺波告善はAIこそが正しい、AIだけがあれば良いといった考えでした。一方、常守朱は人間とシビュラシステム(AI)は共存するべきで、それが法の在り方だと主張。シビュラシステムがある以上、法務省をなくす案もありましたが、常守朱は残すべきだと考えていました。
法律は国民が選挙で選んだ代表・国会議員を通じて制定・施行されます。シビュラシステムも人間の脳が結集し、善悪を判断していますので、その仕組みは似ています。
しかし、免罪体質者、数値を誤魔化すような装置を使用している人は、ドミネーターで執行できない矛盾・抜け穴があります。それを埋めるのが生身の人間であり、シビュラシステムだけに依存してはいけないという危機感を常守朱は訴えているように感じました。
常守朱は自分の逮捕と低い犯罪係数を人々に示し、本当にシビュラシステムだけが正義なのか?と問題提起していると思います。人間のみ、AIのみは欠陥があるので、両者が手を取り合うことで、より良い社会になると常守朱は信じているはずです。これはAI技術が発展した今、AI問題を考えるきっかけにもなるエピソードだと言えるのではないでしょうか。
アニメ映画感想・評価まとめ
『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』ネタバレ感想・考察・評価などをお届けしました。
新作劇場版は3期の伏線回収、慎導篤志&イグナトフ兄たちの生き様、人間とシビュラシステムの関係などを描いたストーリーが面白く、ド派手なアクションシーンも見応えがありました。
時系列は、映画『PSYCHO-PASS サイコパスSinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』とTVアニメ3期『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の間になっていますので、この機会に復習するのもおすすめです。
2週目以降の来場者特典に加え、10周年を迎えた『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの展開にも引き続き注目していきましょう!
※考察内容等の全部または一部を、盗用・翻案・編集することを禁じます。
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