ワンダーエッグ・プライオリティ10話感想!性とLGBT、アカ・裏アカを考察

ワンダーエッグ・プライオリティ10話感想!性とLGBT、アカ・裏アカを考察

アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』10話感想記事です。

アニメ10話の感想付きネタバレストーリー、沢木桃恵が出会ったLGBT関係者の整理、アカ・裏アカについての考察などをお届けしています。

ワンダーエッグ・プライオリティ10話ネタバレ感想・考察

告白・性・LGBT

オリジナルアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』10話「告白」では、沢木桃恵が女性らしい服装でデートに出かけていました。「スカートで行く」などの携帯メモ、乙女な表情も見ることができました。

そしてデート相手は男性のフォロワーで、その人から告白されていましたね。ところが、相手は沢木桃恵を男性だと思っていた模様…。沢木桃恵は、女性だと認識されながら、女性のハルカから言い寄られた過去がありますが、10話では男性バージョンも描かれたと見ることができます。

また、10話で登場した 男性のワンダーキラーは沢木桃恵を男性だと認識していて、「改めて君を指導したい」と言っていました。一方、沢木桃恵が助ける子・栗田薫のことを女性だと認識して、好意を寄せています。そうすると、10話で登場したワンダーキラーは、男性も女性もいけるバイセクシャルなのかもしれません。

さらに、栗田薫は 体が女性で 心が男性でしたので、トランスジェンダーにあたる人物設定になっていると考察できます。10話はLGBT、性的マイノリティ関連の人物を登場させているとも言えます。考察を図表にすると、以下のようになります。

主体外見中身恋愛対象LGBT
沢木桃恵
ハルカレズ/L
フォロワーゲイ/G
ワンダーキラー男・女バイセクシャル/B
栗田薫トランスジェンダー/T

図表のように、それぞれL・G・B・Tに該当する人物が10話では登場していたと考察できます。そして、沢木桃恵が各人物に対して しっかり向き合ったからこそ、クリアしていたと解釈できます。

また、栗田薫が剣道部顧問(ワンダーキラー)に襲われて「妊娠」していた話もありました。これは、栗田薫の「体」が女性であることを確定させるためのストーリー要素だったと考察できます。ちなみに、妊娠について栗田薫が話していたシーンでは、沢木桃恵のセリフ「それ以上言わなくていい」がイケメンすぎましたね…!

なお、沢木桃恵は男性のような外見というだけで、心も体も女性だと言えますので、LGBTではないと考察できます。

ハルカ復活と代償

10話では 沢木桃恵がクリアしたため、ハルカが生き返り、彫像が無くなっていました。ところが、死神・番人のようなキャラ「ハイフン」が、お助けアイテムのワニを殺して食べていました…。この展開は、ハルカが生き返った代償に、ワニが死亡したと考察できます。衝撃的で残酷な描写が印象的でした。

残酷な描写になっていた理由は、「得られるものが大きければ大きいほど、失うものも大きい」ということを表現していたのかもしれません。ワニのシーンは衝撃展開でしたが、人生の教訓を教えてくれていた印象です。

個人的には、ワニと鶏肉についての下り、ショッキングな描写などが相まって、しばらくお肉を食べることに抵抗が出そうです…。これは『約束のネバーランド』を見たときに味わった感覚と似ています…。

詳細:『約束のネバーランド』1話感想!人は鬼の家畜!私達も家畜を喰らう皮肉…

アカ・裏アカの正体と過去

10話では アカ・裏アカの正体と過去が明らかになり、ジャパンプラティの創始者だと青沼ねいるが言っていました。また、アカ・裏アカは 肉体を捨てて脳だけキープしており、昔は天才科学者だったことも語られています。

そして、昔の写真を青沼ねいるが見せており、別の人物が2人いましたね。アカ・裏アカは、同一人物が二分化して、表裏一体の関係?という印象でしたので、少し驚きました。2人は双子兄弟、人工授精で生まれたなど、様々な考察ができそうです。

死亡者を彫像化する技術は、肉体を捨てて脳をキープする技術からの応用だと考察できますが、2人の最終目的は未だ謎のヴェールに包まれていますね…。科学の力で人間を幸せにするといった良い方向性か、自分たちの野望を叶えるだけの悪い方向性か気になるところです。

ちなみに、昔と今の外見が違い過ぎたため、いつもテンション高めの川井リカも「え、誰」と棒トーンでしたね。川井リカは沢木桃恵の恋バナの際には、立ち上がって 前のめり になっていました。各シーンでのリアクションが推せますね!

青沼ねいるとの関係

青沼ねいるはアカ・裏アカの正体を、最初から知っていたようですが、どんな関係なのかが気になります。メンバー同士という知り合いか、兄妹か、どちらかとは親子関係か…。

なお、青沼ねいるが「代理」という表現を過去放送回で用いていたため、アカ・裏アカは復活するつもりであり、その前実験・検証として エッグ世界で青沼ねいるたちを戦わせている と考察することもできます。

あるいは、目的を成し遂げるために 肉体を捨てることが必須となり、ジャパンプラティを青沼ねいるに任せたのかもしれません。

大戸アイと沢木先生

10話では、沢木先生が学校を辞め、絵描きの道を本格的に目指す意向を示していました。個展のシーンでは、大戸アイが大人になった姿をイメージした絵が展示されていましたね。また、沢木先生が 大戸アイの母親に対しての気持ちも語っています。

大戸アイが家から出ていくときに、後ろ髪の結び具合が母親と同じで、その様子を強調させている印象があったのは、これらのシーンの前触れだったと考察できます。

10話の最後は、長瀬小糸がなぜ死んだのかと、大戸アイが沢木先生に質問していました。いよいよ11話では、この点も明らかになりそうな雰囲気ですね。

ワンダーエッグ・プライオリティ10話ネタバレ感想・考察まとめ

オリジナルアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』10話のネタバレ感想・考察をお届けしました。

10話は、沢木桃恵のクリア、アカ・裏アカの正体、大戸アイと沢木先生の会話シーンなどが描かれた回でした。

次回の11話では、最終回が駆け足にならない程度に伏線を回収するのか、どのようなストーリー構成になるのか気になりますね。ぜひ11話以降も視聴継続していきましょう!

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