ワンダーエッグ・プライオリティ7話感想!お金と両親、親子関係、亀の恩恵。

ワンダーエッグ・プライオリティ7話感想!お金と両親、親子関係、亀の恩恵。

アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』7話ネタバレ感想記事です。

アニメ7話の感想付きネタバレストーリー、川井リカと両親の考察などをお届けしています。

ワンダーエッグ・プライオリティ7話ネタバレ感想・考察

お金と母親


©WEP PROJECT
TVアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』

オリジナルアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』7話では、川井リカの母親・川井千秋(CV.奈緒)が登場。千秋はスナックの経営者で、シングルマザー。前の旦那(リカの父親)から捨てられたような雰囲気でした…。

ストーリー序盤では、リカの誕生日に、千秋がリカに対してお金を渡すシーンがありましたね。
お金そのものに感情はありませんが、そのお金を稼ぐためには、大変な苦労と時間が必要です。千秋は辛い過去を背負いながらも、娘のリカを育て上げるために、一生懸命頑張ってスナックを経営してきたことが思い浮かびます。

千秋がリカに渡していたお札一枚には、千秋の愛情がこもっていると考えると、見た目は紙切れですが、グッとくるものがありました。さらに、しっかり誕生日ケーキも用意していましたので、母から子への愛を感じるシーンだったと言えます。

お金と父親

リカの父親は、リカが千秋から渡された写真5枚の中にいる、もしくは、その中に父親がいるかも怪しい…といった状況でした。千秋も顔を覚えていないようです。

リカは父親から、美人は財布持つ必要ない などと言われており、それを今でも覚えています。そして、それを座右の銘のような形で 信じていました。

その言葉は、父親がリカ向けに言ったと解釈できますので、父親自身が財布を持つ必要ないと思っていた と考察できます。それで千秋からお金を吸い上げていたのかもしれません…。お金にルーズだとしても、千秋は愛してしまったのでしょう。恋は盲目ですので、千秋は悪くありません。
なお、リカは7話で考え方に変化が生まれていきます。

リストカット

リカの腕にはリストカット跡があり、これは複雑な家庭問題が原因になっていると考察できますね。これに加えて、3話感想記事で触れたように、アイドルとしての売れない悩みも原因の一つになっている印象です。

亀の恩恵

7話では、リカがワンダーキラーに殺られようとした際に、お助けアイテムの亀が助けていました。ここでリカは気づきます。女に金を要求する男は偽物だと――。これによって、リカは父親に会いたがっていましたが、吹っ切れていたような気がします。

また、これ以上自分が傷つかないように死ぬのではなく、自分を傷つけてでも(※)生きていこう と決心しているような描写もありました。(※①肉体的=リストカット②精神的)

これらのシーンでは、目を背けたいことから逃げない(=母親としっかり向き合う) という意志が感じ取れました。どこで何をしているかわからないお金にルーズな父親よりも、近くの母親を守るべきだと気づいたのかもしれません。
だからこそ 母親と話しながら誕生日ケーキを食べている描写があったと考察できます。それは、千秋「どうせ(私を)捨てるんでしょ?」リカ「今じゃない」という会話からも伺えました。

リカは千秋の灰皿に水を入れていたシーンもあったように、母親を気にしている素振りはありましたが、少し素直になれないというか、距離感があったようなイメージです。

しかし、ワンダーキラー戦の後は、母親としっかり向き合っていましたので、亀の恩恵は大きいですね。「お助けアイテム」はワンダーキラー戦そのものに加え、リアル世界にも及んでいると言えます。

親子

7話でのリカは、大事なことを亀に気づかせてもらいました。ファンタジー世界のワンダーキラー戦では 亀(子)がリカ(親)を守り、リアル世界ではリカ(子)が千秋(親)を守ろうとしていく展開になったと見ることができます。これを図表にすると、以下のようになります。

母親
ファンタジー世界リカ
リアル世界リカ千秋

図表のように、リカは親と子の両方を経験していることがわかります。リカは亀のおかげで、相手の立場を知り、成長していると言えます。

両親

7話では、大戸アイと川井リカは母子家庭繋がり、青沼ねいるは両親がいない、大戸アイは父親と月に1度会ってることも語られていました。

青沼ねいるは、両親から会社を譲り受けている可能性がありそうですね。また、大戸アイの父親とはどんな雰囲気なのか、今後登場するのかも気になります。

パックマン?


PAC-MAN, PAC-MANIA, PAC-PANIC &©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
ポケットプレイヤー <パックマン>

6話では「スーパーマリオシリーズ」ヨッシーのオマージュと思えるシーンがありましたが、7話では 裏アカの洋服に「パックマン」のようなキャラがプリントされていましたね。

昔ながらのゲームを連想させることで、重ためのテーマを扱う本編ストーリーを中和しているような印象で、遊び心を入れているところが良いですね。果たして8話以降は何か出てくるのか…?

ワンダーエッグ・プライオリティ7話ネタバレ感想・考察まとめ

オリジナルアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』7話のネタバレ感想・考察をお届けしました。

7話は、川井リカと両親について掘り下げられ、親子の在り方などを深く考えさせられる回だったと言えます。家庭環境が複雑なリカが 自分&親と向き合い、しっかり前に進んでいく描写が良かったですね。

次回の8話では、どんなことが掘り下げられるのか、どんなワンダーキラーが登場するのか、それぞれの人間関係はどうなっていくのか。ぜひ8話以降も視聴継続していきましょう!

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