アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』8話感想記事です。
アニメ8話の感想・概要、7.5話ではなく8話として放送された理由・製作意図、作品設定が複雑な理由の考察などをお届けしています。
ワンダーエッグ・プライオリティ8話ネタバレ感想・考察
概要
オリジナルアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』8話「明るい友達計画」では、アカ・裏アカが解説をしながら、これまでのストーリーを振り返る総集編でした。
総集編とはいえ、別の角度からストーリーを整理しているためか、新鮮さもありました。また、分かりやすい内容になっており、編集技術にも感動するような素晴らしい回でした。
決めセリフや戦闘スタイル、各設定などを再確認するような内容でしたが、とても見応えがありました。アニメ界に革命を起こしているのは、本編だけでなく総集編でも一貫しており、ポテンシャルの高さが伺えましたね…!
不登校の理由
8話では、大戸アイがオッドアイで いじめられていたこと、不登校の理由は「それ」ではないことが、アカから語られていました。「それ」とは「いじめ」の事だと言えますので、いじめられて不登校になったわけではないと考察できます。
不登校の理由については、長瀬小糸の自殺、沢木先生が関係している可能性が考えられそうですね。
自殺
また、アカは長瀬小糸が自殺したと言っていました。当サイト内の考察記事でも、長瀬小糸が自殺したことを前提にそれぞれ考察をしてきました。
一方で、本当に自殺なのだろうか?沢木先生が突き落とした可能性などもあるのではないか?と思っていたので、自殺だと言い切ってくれることでスッキリした印象です。なお、自殺の具体的理由までは語られていませんでしたね。
エッグ世界と現実世界
8話では、エッグの世界では身体能力が向上すること、エッグの世界で得た経験は「現実世界」にも反映されることなどが、アカから語られています。
ここで確定したのは、大戸アイたちが普段生活している世界は「現実世界」だということですね。これも当然の前提で考えていましたが、実は普段の世界も何らかのファンタジー世界なのではないか?という疑問もあったので、スッキリしました。
なぜ7.5話ではなく8話なのか?
8話は今までを振り返る総集編でしたが、7.5話ではなく「8話」として放送されています。この製作意図を考察してみましょう。
まず8話では、アカがワンダーエッグに興味を持つ人(≒視聴者)に語り掛け、話を聞いてから持って帰るか決めると良いよ、と言っています。その参考資料として、大戸アイたち4人の行動を見せていた印象です。
その展開からは、私たちも何らかの後悔・トラウマなどを抱えている場合は、それを解決するための方法がある、というメッセージを感じることができます。
大戸アイたちが置かれている状況は、私たちにも当てはまり、いま後悔していることがあるなら、もう一度向き合ってみませんか?大戸アイたちのように頑張ってみませんか?自分の殻を破ってみませんか?と提案しているような印象です。
そうすると、7.5話ではなく「8話」として製作・放送した意図は、上記のような視点を持って『ワンダーエッグ・プライオリティ』を視聴してみるのはどうですか?と提案するため、新たな視点で物語を見てほしいため だと考察できます。
同時に、アカ・裏アカの解説で不明瞭な点を確定するために「8話」として放送された印象です。単なる総集編ではないという製作意図も感じることができますね。
なぜ設定が複雑なのか?
『ワンダーエッグ・プライオリティ』は複雑な設定になっていますが、それは私たちの人生も同じだと言えます。はっきりとした答えはなく、今できることを一生懸命やって前進していくほかありません。
そうすると、『ワンダーエッグ・プライオリティ』は人生そのものの複雑さを表現していると考えることもできます。合わせて、このようなことに気づかせてくれた回が8話だったと解釈することもできます。
ワンダーエッグ・プライオリティ8話ネタバレ感想・考察まとめ
オリジナルアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』8話ネタバレ感想・考察をお届けしました。
『ワンダーエッグ・プライオリティ』は難しい設定もありますので、8話でのアカ・裏アカの解説により、頭を整理することができました。改めて作画の美しさ、物語の面白さなどを再確認することができる回だったと言えます。
また、総集編ながらも「8話」として放送された意図を考えると、改めて作品の奥深さを感じることができました。
次回の9話以降では一体どのような展開が待っているのか、メインキャラ達がどんな活躍ぶりを見せていくのか?未回収の伏線もありますので、今後の展開にも注目です。ぜひ9話以降も視聴継続していきましょう!
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