アニメ2期『ゾンビランドサガリベンジ』9話感想記事です。
アニメ2期9話の感想付きネタバレストーリー、ゆうぎりの死因と死亡シーン、百崎喜一がその後どうなったか、伊東正次郎の正体と本心、徐福の薬箱と手紙についての考察などをお届けしています。
ゾンビランドサガリベンジ2期9話ネタバレ感想・考察
佐賀戦争の生き残り
アニメ2期『ゾンビランドサガ リベンジ』9話「佐賀事変 其ノ弐」の冒頭では、佐賀戦争の生き残り・歴戦志士が百崎喜一と手を組み、佐賀復活の嘆願書を作っていく展開が描かれていました。
両者は足並みを揃えているように思えましたが、歴戦志士は内戦を目論んでいる様子…。一方、百崎喜一は内戦を起こすつもりはありませんでした。9話全体を見渡してみると、過激派である歴戦志士の行動は、悲劇の引き金になっていた気もします。
写真
9話では、ゆうぎり・百崎喜一・伊東正次郎が写真を撮るシーンもありました。伊東正次郎が不都合そうな表情だったのは、2人を斬る可能性があったからだと考察できそうです。
渋々ながら写真を撮っていたのは、敵になる可能性があるとはいえ、大切な友人と思っていたからだと考えることもできます。
薬箱
ゆうぎりが徐福に薬を飲ませ、箱が空になるまで薬を飲むように伝える場面も9話内にありました。これは箱が空になったら、ゆうぎりの手紙に気づくことの暗喩だったと考察できます。
また、徐福の健康状態は佐賀の領土問題とも連動していましたので、徐福が病気=佐賀の領土が無い(徐福が元気=佐賀復活)と考えることもできます。
そして、佐賀復活には ゆうぎりの死亡も絡んでいたと考察できますので、手紙を書いたゆうぎりの認識としては、ゆうぎり死亡=佐賀復活=(本来、薬を全部飲んで)徐福が手紙を読む流れだったと解釈できます。
そうすると、ゆうぎりは自分の死を覚悟していたことになりそうです。徐福にとっては、ゆうぎりの手紙が遺書のようになっていた点が切ないですね。
伊東正次郎の正体
9話では、伊東正次郎の正体が 佐賀に潜む逆賊の監視者ということも明かされていました。紙切れを渡した人物から何かを言われるシーンもありましたが、これは歴戦志士が内乱を起こす計画の報告だったと考察できます。
その後、伊東正次郎は歴戦志士を斬っていました。そうすると、伊東正次郎は監視・調査の他、一線を超えた場合の暗殺も任されていたのかもしれません。
それから伊東正次郎は百崎喜一も斬ろうしますが、ゆうぎりが助けていました。そこに、巡査ゐ が来たことから、ゆうぎりたちは一旦退避しています。
ちなみに、紙切れを渡した人物から報告を受けた伊東正次郎は、驚いたような表情になっていました。これは歴戦志士はもちろん、大切な友人だと思っている百崎喜一・ゆうぎりを斬らなければならなくなった…、ついにこの時が来てしまった…と思っていたとも考察できます。
その本心は、佐賀復活の賛同者が現れないで欲しい、荒事は起こしたくないと思っていたのかもしれません。
ゆうぎりが百崎喜一を逃がす
ゆうぎりが弱音を吐く百崎喜一にビンタをして、昔馴染みの人物がいる所へ向かうように伝える場面も9話内にありました。
ゆうぎりは大隈重信などに手紙を出していましたので、百崎喜一のことをお願いしていたとも考察できます。これは、ゆうぎりが お上の追っ手であっても手出しができないなどと語るセリフとの関連性も伺えます。
ゆうぎりに助けられた百崎喜一は 新しい佐賀を作ってみせると意気込んでいましたので、その後の佐賀復活に貢献したと考察できそうです。
ちなみに、佐賀への強い想いなどから、百崎喜一は巽幸太郎と同一人物だと考えることもできます。あるいは、兄弟・血族関係の可能性もありそうです。
ゆうぎりと伊東正次郎が一騎討ち
9話では、ゆうぎりと伊東正次郎が一騎討ちをするシーンも描かれていました。斬り合った後のゆうぎりは動揺を隠せない表情で、伊東正次郎がドヤ顔ぎみになっていました。
結果的には伊東正次郎が負けて、百崎喜一のことを考えながら気絶(or死亡)していました。ゆうぎりの表情については、仲良くしていた伊東正次郎を斬ってしまったことに 動揺をしていたと考察できそうです。
伊東正次郎に関しては、完全に悪者だったわけでも無さそうですね。百崎喜一に声をかけたのは、その無力さを分かっており、佐賀復活の活動を止めさせようとしていたとも考察できます。出会う形が違えば、利害関係の無い親友として飲んだり遊んだりしていたのかと思うと、胸が苦しくなりますね…。
ゆうぎり死因&死亡シーン
ゆうぎりの死因と死亡シーンも9話で描かれていました。ゆうぎりが軍人に囲まれて首を出していたこと、刀の描写などから、ゆうぎりは軍人に刀で首を斬られたと考察できます。ゆうぎりの死因は、長らく明かされていない謎の一つでしたが、2期9話でようやく明かされましたね。
ゆうぎりが処刑されたのは、伊東正次郎の殺害、佐賀復活を訴えていた百崎喜一を逃がしたことなどが原因だったのかもしれません。
また、明治16年5月に佐賀が長崎から独立し、同年8月に軍人による一方的な処刑を禁止する陸軍治罪法が制定されていました。法律制定は、「軍人による一方的な処刑」により、ゆうぎりが明治15年12月に死亡したことが大きな影響を与えているとも考察できます。
そして、明治政府はゆうぎりと顔馴染みであることから、国側がゆうぎりを処刑することは考えにくいような気もします。よって、ゆうぎりは軍人の独断で処刑されたと解釈できます。
なお、ゆうぎりのおかげで佐賀が復活したとも言えますね。それは伊東正次郎の行動を阻止したこと、百崎喜一を逃がしたこと、死因となった斬首刑が与えた社会的影響などからも伺えます。
佐賀は、ゆうぎりを身請けした日比谷の旦那 の故郷ですので、最期まで花魁時代にお世話になった 日比谷の旦那 に尽くしていたとも考察できます。そう考えると、ゆうぎりのかっこいい生き様に感動しますね…。
佐賀事変
9話では、ゆうぎりの死因が明かされた後にフランシュシュのライブシーンも描かれていました。歌唱していた曲は、ゆうぎり曲「佐賀事変」。会場には、デスおじA・Bの間に まいまいがいましたね。
映像では、笑顔の百崎喜一・伊東正次郎に加え、花魁時代の主人・女将・禿たちも登場していました。ゆうぎり回を締めくくる素敵な映像でした!
徐福
「BAR New Jofuku」のマスターとゆうぎりが話すシーンも9話内にありました。マスターは、そのセリフ内容などから、明治時代にゆうぎりが薬を飲ませていたおじいちゃん・徐福と同一人物だと考察できそうです。
佐賀復活を願っていた徐福は昔の能力を取り戻し、ゆうぎりをゾンビとして復活させたのかもしれません。また、ゆうぎり・百崎喜一・伊東正次郎が写っている写真がバーに飾ってあったことから、徐福は彼らの想いも大切にしているような気もします。
ちなみに、徐福がフランシュシュをサガン鳥栖(佐賀のサッカークラブ)だというセリフネタも面白かったですね。
衣川里佳&宮野真守コメント
アニメ2期『ゾンビランドサガ リベンジ』9話放送後、ゆうぎり役 衣川里佳さん & 百崎喜一役 宮野真守さんのコメントが公開!
【#衣川里佳 より「9話いかがでしたか?」コメント到着】
— ゾンビランドサガ リベンジ_TVアニメ公式 (@zombielandsaga) June 3, 2021
※ネタバレ注意※
第9話をご視聴頂きましてありがとうございました!
2週にわたってのゆうぎり回。
彼女の熱い生き様を見届けて頂きありがとうございました。
サンテレビ、BS11でも放送開始!
引き続き宜しくお願いします!#ゾンビランドサガ pic.twitter.com/rW2tzLuu02
【#宮野真守 より「9話いかがでしたか?」コメント到着】
— ゾンビランドサガ リベンジ_TVアニメ公式 (@zombielandsaga) June 3, 2021
※ネタバレ注意※
第9話をご視聴頂きましてありがとうございました!
真っ直ぐで一生懸命な #喜一 の姿はいかがでしたか?
引き続き応援を宜しくお願いします!#ゾンビランドサガ pic.twitter.com/HhkDhfVlFd
ゾンビランドサガリベンジ2期9話ネタバレ感想・考察まとめ
アニメ2期『ゾンビランドサガリベンジ』9話のネタバレ感想・考察をお届けしました。
2期9話は、ゆうぎりの死因と死亡シーン、百崎喜一&伊東正次郎の関係性などが描かれた神回でした。また、ゆうぎりと徐福がバーで語る場面などもありました。
ゆうぎりの死因は斬首刑でしたが、その背景には様々な出来事がありました。最期まで「伝説の花魁」として気丈に振る舞うゆうぎりに胸を打たれ、そのかっこいい生き様に感動しました…!ぜひ10話以降も視聴継続していきましょう!
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