「バンドリ!」祐天寺にゃむの方言・熊本弁一覧、方言の意味を解説。熊本県出身キャラ、熊本ラーメン情報も掲載。
祐天寺にゃむの誕生日や担当声優、身長は何センチか、高校はどこなのか、見た目や性格の特徴なども紹介。
バンドリ!祐天寺にゃむとは
「バンドリ!」アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』登場キャラ・祐天寺にゃむとは、音楽バンド・Ave Mujicaのドラム担当。活動時はアモーリスの名前を使用。美容の動画を投稿する有名人で、将来はマルチタレントになりたいと考えています。
祐天寺にゃむの誕生日は6月1日、声優・米澤茜さんの誕生日は12月31日。祐天寺にゃむの身長は164cmで、Ave Mujicaメンバーの中で最も身長が高く、スタイルの良さがわかる私服も着用しています。
名前を漢字で書くと祐天寺若麦となり、由来は若い麦は大麦に育つ=成長する意味があると考察できます。祐天寺にゃむが本名なのかは考察の余地がありそうです。
祐天寺にゃむの年齢は不明ですが、都立芸術学院高校の演劇表現科に通う高校生であり、RAISE A SUILENのレイヤは先輩です。
見た目は紫色のショートヘア、ミニスカートが特徴的。性格はハッキリとしていて、考え方が合わない豊川祥子とは喧嘩が絶えません。豊川祥子は自分の理想をやりたいと考える中、祐天寺にゃむはゲストのために動いて、望まれるものを与えるのがエンタメと思っています。
祐天寺にゃむは成功するためなら何でも使う野心家なところもあります。若葉睦の母親・森みなみが大女優なので、若葉睦の家に行った際に番組出演をアピールして、実際にAve Mujicaが音楽番組・ミュージックフロアに出演していました。
祐天寺にゃむ方言・熊本弁一覧
祐天寺にゃむは方言女子で、熊本弁を喋ることがあります。中の人・米澤茜さんは鳥取県出身、にゃむ母親役 斉木美帆さん&にゃむ妹役 山本真綺さん&にゃむ弟役 神山裕紀さんは熊本県出身の声優。訛り方やイントネーションなどを含めて、熊本人が普段話す自然な熊本弁になっていました。
熊本弁監修は、MyGO!!!!!音楽プロデューサー・アニメ『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』音楽ディレクターの緒方航貴さんが担当しています。
どぎゃん・こぎゃん・そぎゃん
アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』4話では、にゃむ母親「元気の無かねぇ、どぎゃんしたと?」(元気がないね、どうしたの?)、祐天寺にゃむ「どぎゃんもこぎゃんも無か」(どうもこうも無い)の会話、母親が「そぎゃんねぇ」(そうねぇ)と言っているシーンもありました。
ぎゃん=「う」に変換すると標準語になり、どぎゃん=「どう」、こぎゃん=「こう」、そぎゃん=「そう」の意味になります。どぎゃんはどのように・どんな、こぎゃんはこのように・こんな、そぎゃんはそのように・そんななどの意味としても使用されます。
ジェスチャーを交えながら「こうして(動作1)、こうして(動作2)」と説明していく時は、「ぎゃんして、ぎゃんして」と言うケースもあります。
ちなみに、『ガールズバンドクライ』熊本出身・井芹仁菜と同じ高校だったヒナは「あぎゃん」と言っていましたが、「あんな」の意味で使用していました。
思っとった・ばってん・ほんなこつ
祐天寺にゃむの方言セリフ「東京で絶対チャンスば掴もうと思っとったばってん、ほんなこつ天才ばっかで」の意味は、「東京で絶対チャンスを掴もうと思っていたけど、本当に天才ばかりで」になります。
「~ば」は「~を」の意味で使う方言です。「思っていた」の意味で「思っとった」と言うのは熊本弁らしさを感じる方言で、言葉を伸ばす博多弁と違って熊本弁は小さい「っ」で区切っていくのが特徴的です。
「ばってん」は「けれども」「だけど」「でも」などの意味で、前に言っていた言葉を否定して、逆の言葉を発する際に使います。「ばってん」は祐天寺にゃむだけでなく、『ガールズバンドクライ』井芹仁菜も言っていた熊本弁です。
「ほんなこつ」は「本当に」「マジで」の意味で、言葉を強調する時に使用します。『ガールズバンドクライ』ヒナも使っていました。
肥ゆっけん・いっちゃん・買うて
祐天寺にゃむが「いつもは肥(こ)ゆっけん、飲まんばってん、いっちゃん太かラテば買(こ)うて来たとたい」と言っていた方言は、「いつもは太るから、飲まないけれど、一番太い(大きい)ラテを買って来たんだよ」の意味になります。
「肥ゆっけん」は「肥える」(太る)+語尾に付ける方言「~けん」(~だから)を合わせた言い方で、ラテには砂糖・ミルクが含まれていることから、祐天寺にゃむは太ることを気にして、日頃からスタイル維持に努めていると考察できます。
最初に「こゆっけん」と聞いた時は「濃ゆい」=「濃い」の方だと勘違いしました。勘違いついでの余談ですが、「濃い」をわざわざ「ゆ」を挟んで「濃ゆい」と言うのは九州方言で、あまりに自然に使っている言葉なので、方言だと知った時には衝撃を受けました。標準語だと思っていた言葉が実は方言だったというのは、地方出身者あるあるネタですね。
「いっちゃん」を「一番」の意味で使うのは福岡の博多弁寄りで、推しに対する愛情表現で「いっちゃん好き」(一番好き)と言うこともあるので、わりと一般的に使用されているイメージもあります。ただし、鹿児島弁だと「いっちゃん」は「ちっとも」の意味に変わります。
「買(か)って来た」を「買(こ)うて来た」と言うのは関西弁・博多弁でも使われる方言で、「かって」が「こうて」に発音が変わる面白い方言だと思います。
よか・ばい
祐天寺にゃむの母親が言っていた方言「心配せんでよか」は「心配しなくていい」の意味。「良か」は「良い」の意味で、九州地方で使われる方言です。佐賀県が舞台のアニメ『ゾンビランドサガ』に登場するキャラ・デスおじBも「よか…!」と言っていました。
祐天寺にゃむの母親は「つよぉなっとるばい」(強くなっているよ)と言っている場面もありましたが、「~ばい」は福岡や熊本の方言で、「~だよ」の意味になります。
しなすな
祐天寺にゃむの方言「喧嘩しなすな」は「喧嘩しないで」の意味がある熊本弁。電話で妹たちが話したいと言い出すシーンで、姉の祐天寺にゃむが「ほらほら、喧嘩しないでね~」ぐらいのニュアンスで言っていました。
熊本弁の場合、「~しなすな」はシンプルな否定語「~しないで」の意味なので、「死なせるな」という不穏な意味ではないことに注意が必要です。
打ちあぐっけん
祐天寺にゃむが「太か花火ば打ちあぐっけん、見とって」と言っていたセリフは「太い・大きい花火を打ち上げるから、見てて」の意味。熊本出身者・祐天寺にゃむが東京で成功する意味の比喩表現として使用されています。
「打ちあげるけん」と言わずに「打ちあぐっけん」と訛って、小さい「っ」を入れるところなどがリアルな熊本弁でした。この自然な訛り方などから、熊本人が普段使う方言になっていることがわかります。
なっせ
祐天寺にゃむの母親が言っていた方言「体に気をつけなっせ、応援しとるけんね」の意味は、「体に気をつけて、応援しているからね」になります。
熊本弁で「~なっせ」は柔らかい命令形として使用され、親が子どもに愛情を持って「~しなさいね」と伝える時などに使います。「体に気をつけなっせ」は母親が娘・祐天寺にゃむの体を心配している愛情表現の1つということになります。
他の例として、親しい友達に「こっちにきなっせ」と言えば、「こっちに来てね」と好意的に誘うニュアンスで使用します。
がまだす
祐天寺にゃむの方言セリフ「がまだす」は「頑張る」「精を出す」の意味がある熊本弁。福岡や長崎でも使われます。熊本地震で復興する時期は「がまだせ熊本」と書かれているポスターが熊本の施設やトラックなどに掲出されていました。
ちなみに「がまだすけん」の後に「福岡んライブ楽しみにしとって」と祐天寺にゃむは言っていましたが、言葉に「ん」を挟むのも熊本人らしい訛り方でした。「~の」とはっきり発音せずに省エネで「~ん」と訛った言い方で、例えば「あの子は」の場合なら「あん子は」となります。
バカらしか
祐天寺にゃむが豊川祥子に言っていた「バカらしか」は「バカらしい」の意味。手で机を叩いて立ち上がり、Ave Mujicaを抜けると言ってブチギレるシーンで使っていました。
『ガールズバンドクライ』井芹仁菜は「せからしか」(うるさい)と言って、怒りの感情を爆発させるシーンがあるので、思わず連想しました。祐天寺にゃむ「バカらしか!」→井芹仁菜「せからしか!」でバトルするとどうなるのか?このカオスを止められるのは椎名立希・長崎そよ?などと様々な想像も膨らんだシーンでした!
こらどし・のさん
6話で祐天寺にゃむがラーメン銀河の激辛ラーメンを食べた後に言っていた方言「こらど~し、ほんなこつ辛かばい、口ん中のまだヒリヒリすっ、汗で顔の変に映っとらんなら良かばってん、のさ~ん」の意味は、「やばい、マジで辛いよ、口の中がまだヒリヒリする、汗で顔が変に映っていないなら良いけど、最悪」ぐらいのニュアンスになります。
熊本弁で「こらどし」は「これはどうしたことか」が直訳的な意味で、「やばい」「うわぁ」ぐらいの驚きを表す方言です。「こらど~し」と伸ばすのは「やばい」→「やば~い」、「うわ」→「うわ~」と伸ばす感覚に近いと思います。
「のさん」は「嫌だ」の意味で、6話の場面なら口の中がヒリヒリで「最悪」、汗で顔が変に映っていたら「嫌だ」と思っている気持ちが出ていたと解釈できます。「のさ~ん」と伸ばすのは、「最悪~」と伸ばす感覚に近く、「あ~もう~マジで最悪」と思っている状況が表現されていた印象です。
ほんなこつ(本当に・マジで)、ばってん(~だけど)は4話でも出ていた熊本弁でした。「~する」を「~すっ」と小さい「っ」にするのも熊本弁らしい訛り方でした。
熊本ラーメン
アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』4話では、熊本ラーメンのカップ麺が袋に入っているシーンもありました。祐天寺にゃむは元から熊本ラーメン好きか、地元の熊本が恋しくなって買った印象も受けました。
パッケージには熊本のゆるキャラ・くまモンが描かれ、熊本らあめん・九州らーめんシリーズ・黒マー油とんこつ・九州のソウルフードと書かれていました。
黒マー油のとんこつラーメンは「ザ・熊本ラーメン」という感じの代表的なラーメンで、黒亭・こむらさき・桂花ラーメン・味千ラーメンなどが有名です。代表的な黒マー油系とは少し違いますが、こってり好きの熊本人には、火の国文龍が人気だったりします。
熊本出身キャラ
熊本県出身のキャラは『バンドリ!』Ave Mujicaのドラム・祐天寺にゃむ以外にも、『ガールズバンドクライ』トゲナシトゲアリのボーカル・井芹仁菜、ダイヤモンドダストのボーカル・ヒナがいます。MyGO!!!!!とトゲナシトゲアリの対バンライブが2025年1月12日・TOKYO DOME CITY HALLで開催され、アニメで熊本出身キャラ繋がりもあるのがグッときます!
『クレヨンしんちゃん』野原みさえ、『ガールズ&パンツァー』(ガルパン)西住みほ・まほ、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(デレマス)神崎蘭子・海老原菜帆・小日向美穂なども熊本県出身です。
デレマスの熊本出身アイドル3人は、熊本桜町バスターミナルが入っている商業施設・サクラマチ クマモトでPOP UPストア開催、熊本ラーメンや熊本銘菓とのコラボ、各種グッズ販売なども行われています。サクラマチに行くとよく見かけたほどで、定期的にコラボ企画が実施されているイメージもあります。
祐天寺にゃむ×熊本まとめ
「バンドリ!」アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』に登場する祐天寺にゃむは熊本県出身で、熊本弁の方言を喋るキャラです。使用していた方言は、ほんなこつ(本当に)、がまだす(がんばる)などがあり、訛り方やイントネーションを含めて自然な熊本弁になっています。
熊本にいる家族と電話をしているシーン、代表的な熊本ラーメンのカップ麺が袋に入っている場面、熊本から上京して頑張っていることが伝わるシーンなども描かれています。
祐天寺にゃむは方言女子の属性を持つ可愛いキャラであり、ゲストを喜ばせるために覚悟を持って仕事に取り組んでいるところなど多くの魅力があるので、今後も引き続き要注目です!
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