Vivy9話感想!アントニオとオフィーリアの結末、AI垣谷ユウゴ、ディーヴァ死亡考察も

Vivy9話感想!アントニオとオフィーリアの結末、AI垣谷ユウゴ、ディーヴァ死亡考察も

アニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』9話感想・考察記事です。

アニメ9話の感想付きネタバレストーリー、アントニオとオフィーリアの結末、垣谷ユウゴがAIになった理由、ディーヴァ死亡&ヴィヴィ復活シーンなどを振り返りつつ、それぞれの考察をお届けしています。

Vivy9話ネタバレ感想・考察

アントニオの乗っ取り理由

オリジナルTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』(ヴィヴィ -フローライトアイズソング-)9話「Harmony of One’s Heart -私の使命、あなたの未来-」では、アントニオがオフィーリアの人格プログラムに自分のデータを上書きしていたことが明らかになり、他にも様々な事実が判明しました。

まずは、アントニオがオフィーリアを乗っ取った理由・動機。それは 使命のため だとアントニオが言っていました。歌で人々を幸せにするのがオフィーリアの使命で、そのサポートがアントニオの使命だとするならば、アントニオはオフィーリアの代わりに それを実現させてあげたかったと考察できます。サポートの意味を拡大解釈し、乗っ取り行為を正当化していた気もします。

また、オフィーリアは圧巻の歌唱力を誇る一方で、歌への向き合い方などについて悩んでいました。そこで、アントニオは未熟なオフィーリアには荷が重いと判断し、彼女を救うために乗っ取ったと解釈できます。オフィーリアの高いポテンシャルを最大化するためには、自分がオフィーリアの機体を操作した方が良いと考えたのかもしれません。

そして、アントニオは自分のために歌って欲しかったと本音(第1動機)を語る場面もあったことから、上記は建前(第2動機)だと考察できます。乗っ取り後のステージでは、オフィーリアの音階データで人々を魅了しつつ、本人の内部という特等席で彼女の歌声に聴き惚れていたとも言えます。

アントニオの乗っ取りは、オフィーリアへの愛であり、独占欲などが引き起こした結果だと考察できますので、胸が苦しくなりました…。

乗っ取り時期・死亡理由

9話では、ステージ上でアントニオがオフィーリアを乗っ取っている描写がありました。その時期は、小劇場で歌を披露していた頃だと考察できます。アントニオの言動から、フェスの開催日前には既に乗っ取っていたと解釈できそうです。

オフィーリアを乗っ取っているアントニオが正史で飛び降りたのは、第1動機としては 独占欲などの気持ちが満たされ、一緒に逝ったと考察できます。パートナーと共に死亡することで、様々な感情が満たされていたとも言えます。

第2動機としては、自分がオフィーリアを操作して頑張ってみたものの 結局上手くいかず、2人で楽になろうとしたのかもしれません。

死亡シーン

オフィーリアとアントニオの死亡シーンも9話で描かれていました。その直前にはアントニオの乗っ取りが解けて、オフィーリアの人格プログラムが一時復活しています。

そして、アントニオが本音を語り、オフィーリアが一番笑顔にしたいのはアントニオだと言う場面が胸に刺さりましたね…。残酷でありながら儚く美しい結末だった印象ですので、涙腺崩壊必至でした。

死亡シーンについては、8話冒頭ではオフィーリアが誰かを名残惜しそうに見ている モザイク入りのカットになっていました。そこにアントニオがいることは想像できたとはいえ、9話の流れがわかった後に改めて見ると、感動を含む様々な感情が溢れ出てきました…。

相思相愛のベストパートナーであるオフィーリアとアントニオ。2人の生き様は、しっかりと胸に焼き付けました…!

垣谷ユウゴとAI

ここからは、9話で描かれた垣谷ユウゴとAI関連について考察。まずは、ヴィヴィに会いたがっていた垣谷ユウゴがAIになっていました。これは、若い頃の垣谷ユウゴをモデルとする機体が生産され、本人の知能部分がそこに入ったと考察できます。この段階からアントニオとの協力関係が始まっていたのかもしれません。

垣谷ユウゴがAIになった理由は、AIである先生の葬儀形態に疑問を持ったことが 根本にあると解釈できます。また、人間とAIの境界、AIが生まれる理由、先生は人間のように苦しんだのか?なぜ先生のようなことをヴィヴィが言っていたのか?などの疑問も持っていたと言えます。

その疑問の答えを知ることを使命としてAIになり、キーパーソンのヴィヴィに接触してきた印象です。先生は事故現場で垣谷ユウゴを救い、ヴィヴィは相川議員の件で動いていたビルなどで彼を救っています。そして両者は生きていてほしい点に言及していました。それもあって、垣谷ユウゴは先生をヴィヴィに重ねたと考察できます。

先生とAIに関連する疑問は、本当は先生に疑問の答えを聞きたいところですが、既に死亡していて それを聞くことができません。そこで、先生に言って欲しかったことをヴィヴィに求めたと解釈できます。

年月

9話では、ヴィヴィに会う最後の機会が数十年後に訪れることを、垣谷ユウゴが知らされていたことも明らかに。垣谷ユウゴはAIになると決断する前に、経過年月について 人間のままでは死亡しているか、生きていても高齢になっていると思ったのかもしれませんね。AIであれば、壊れない限りは 不老不死状態とも言えますので、その時まで生きていられると考えた可能性もあります。

また、若い頃の垣谷ユウゴはAIが消えればいいと思うようになり 反AI組織のトァクに所属したこと、ヴィヴィに会って疑問の答えを知るために トァクを抜けて体を乗り換えたことも語っていました。人間の体を捨てるレベルですので、答えを重要視していたことが伺えます。

アントニオとマツモト

マツモトがアントニオとの違いを述べる場面も9話で描かれていました。マツモトとしては、アントニオはオフィーリアを切り捨てて乗っ取ったAIだと考えており、これは生きたままのパートナーと一緒に使命を全うする自分とは視点が違うと考えていました。

マツモトの考えは正論で、誰かをサポートする立場にいる視聴者には 参考になる考え方だったとも言えます。もっとも、アントニオとオフィーリアにも複雑な事情がありましたので、何とも言えない気持ちになりましたね。

なお、9話でアントニオ&垣谷ユウゴを食い止めたマツモトは、新しい修正史を作った功績者と見ることもできますが、その裏には切実な彼らの想い・様々なドラマがあったことを忘れてはいけませんね。

ディーヴァ死亡・ヴィヴィ復活

ここからは、9話で描かれたディーヴァとヴィヴィ関連について考察。まず、垣谷ユウゴがディーヴァの人格構成プログラムを消去するウイルスを流したことで、眠っていたヴィヴィのデータが復活していました。

また、これまでのディーヴァは 完璧な歌を披露してきたとはいえ、何か引っ掛かるものを感じていました。それはヴィヴィとしての記憶で、皮肉にも 垣谷ユウゴが流したウイルスのおかげで その足りないものが見つかっていたと考察できます。

そして、足りないものが見つかったことで、ディーヴァは完璧以上の歌をフェスのステージで披露していました。劇中歌「Harmony of One’s Heart」を歌っている最中には、ディーヴァがヴィヴィに語り掛けるシーンもありました。心を込める意味がわかるディーヴァと、それがわからないヴィヴィの対比が、同じAI内部のアーカイブで展開される描写がグッときました。

さらに、歌い終わるタイミングで ディーヴァの人格プログラムが全消去され、ヴィヴィとの会話が終わる展開も切なかったですね。最期の言葉は、遺言のようにも受け取れました。過去最高の歌を届けたと同時にディーヴァが消える流れ、ヴィヴィの復活と引き換えにディーヴァが死亡する展開は、儚さと美しさがありました…。

Vivy9話ネタバレ感想・考察まとめ

オリジナルTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』9話のネタバレ感想・考察をお届けしました。

9話では、アントニオがオフィーリアを乗っ取った背景、垣谷ユウゴがAIになった理由などが明かされていました。また、ディーヴァがヴィヴィに助言し、過去最高の歌を観客に届けたところで人格プログラムの消去が完了する流れもあり、その儚く美しい展開に感動できる神回でした。

結果的にオフィーリア・アントニオ・垣谷ユウゴ・ディーヴァの4名が死亡している9話は、様々なドラマがありましたね…。アントニオ VS マツモト、垣谷ユウゴ VS ディーヴァの戦闘シーンも圧巻で、熱く興奮できる展開も見どころでした。

ヴィヴィの人格プログラムが復活した10話では、どのような物語が描かれるのか。ぜひ10話以降も視聴継続していきましょう!

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